経営ビジョンやビジネスモデルを実現するための戦略

課題の理解:
現在の配車および作業指示は、対面もしくは電話にて指示を行っており、作業者が運転中または現場作業中の場合は応答することが難しく、連絡がとれないことが原因で作業指示が出せず出動要請に応じられない場合がある。また、作業員からの業務報告は、スマートフォンを活用した日報アプリを導入し効率向上を図ったが、リアルタイムでの情報共有には至っておらず、1日の作業が終了してからCSVデータをダウンロードし手動で入力しなおす必要があるため、作業内容が共有されるまで時間を要している。

それにより、出動要請の現場近くに車両があるにもかかわらず要請を断ってしまうことや、他の車両を手配することで余分な時間と移動が生じるような事態がしばしば発生しており売上機会を喪失している。このような問題に対して本事業では下記の方法で解決する。これにより業務プロセスが改善され迅速な対応が可能となり、利用者の待ち時間を削減し利便性を向上させることで、他社との差別化および競争力強化を図る。

課題の解決方法
このような問題に対して本事業では下記のシステム構築で解決する。これにより業務プロセスが改善され迅速な対応が可能となり、利用者の待ち時間を削減し利便性を向上させることで、他社との差別化および競争力強化を図る。


(1) クラウドで連携することで最新の情報を共有 
作業指示、業務報告を円滑に行うため、スマートフォンとクラウドを活用することでリアルタイムに情報を共有する。これにより作業員は作業指示を自由な時間に確認することができ、クラウド上で共有された作業報告はリアルタイムに確認できるようになる。

(2) スマートフォンのGPSを活用 
作業員の現在位置を把握できずに発生している余分な移動距離を解消するため、スマートフォンのGPSを活用してクラウドで共有することで、適切な車両を把握できるようにする。 

(3) エゾシカ情報マップ(北海道森林管理局)とスマートフォンのGPSの活用 
作業員のスマートフォンのGPSを活用し、「エゾシカ情報マップ(北海道森林管理局)https://hokkaido.maps.arcgis.com/apps/Embed/index.html?webmap=bf652bfe0200479d8c31d427837a18da&extent=142.6186,43.0038,143.6328,43.4177&zoom=false&scale=true&legendlayers=true&basemap_gallery=true&disable_scroll=false&theme=light」と同時に確認することで、「エゾシカが関係する交通事故」に対応する際にミイラ取りがミイラにならないようにできるようになる。

具体的な開発内容
配車指示、業務報告、請求業務の効率化を図るため、現在活用しているスマートフォンによる 日報管理アプリの機能を拡張する。これにより作業員の位置情報、作業指示、業務報告をクラウド上でリアルタイムに共有可能となり、事務作業の業務プロセスを改善させ生産性を向上させる。

 
(1) 既存のスマートフォン向け日報管理アプリの拡張機能導入(導入設備) 既存のスマートフォン向け日報管理アプリの拡張機能を導入する。下記の機能を拡張すること で作業員の位置情報および日報情報をリアルタイムに共有できるようになる。

・位置情報取得機能
・データアップロード機能



(2) 日報管理システムと販売管理システムのクラウド連携導入(導入設備) 既存の日報管理システムと販売管理システムのクラウド連携を導入する。これにより前項の 「既存のスマートフォン向け日報管理システムの拡張機能導入」によりクラウド上で共有された情報を、クラウド経由で取得できるようになる。